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放射能にヨード [放射能被爆対策]

このブログで放射能被爆についての検索が多いようなので、簡単に書いて
おこうと思います。参考になれば幸いです。


放射能被爆を書く前に放射線とはどのようなものなのかを簡単に。

原子力発電に限らず、火力発電、水力発電もすべてモーターを回すことで
電力を得ています。これは、コイルを回転させると電流が発生する物理学的
法則を利用したものです。


水力発電では、水車を回すように水の流れる力を利用してモーターを回し
ますが、火力発電や原子力発電は水を熱して蒸気を発生させ、蒸気の
圧力を利用してタービンを回し電力を得ます。


今回問題になった原子力発電はウランのような放射性物質が電子やアルファ線を
出して別の物質に変わるときに熱を出しますので、この熱で水を沸騰させ蒸気に
します。そして、この蒸気でタービンを回し電力を得ます。


放射能というのは、このウランやプルトニウムから出る放射線であるアルファ(α)線、
ベータ(β)線、ガンマー(γ)線のことを言います。


アルファ線、ベータ線、ガンマー線ともエネルギーを持っていて、ぶつかるとぶつかった
相手の物質を壊す作用があります。それは車の正面衝突のようなものです。


私たちの体はDNAという核酸から出来ていて、これが働くことで多くの栄養素から
さまざまなアミノ酸やたんぱく質を作っています。
しかし、DNAに先の放射能が当たると壊され役に立たなくなります。
つまり、私たちの細胞の元になっているアミノ酸やたんぱく質が合成されなくなります。



ただし、放射能の量が少なければ、DNAには自己修復機能がありますので元に戻
ったり、あるいは、だめになったDNA自然に廃棄するアポトーシスという作用が働き、
なんとか正常な活動が続けられるようになっています。


しかしながら、放射線の量が多くなると、この自己修復機能を超えてしまうので、
あちこちでDNAが損傷され、正常な分裂ができなくなります。
普通の怪我や病気と違って傷害が表に表れてくるまでに時間がかかるのはこの
ような理由にあります。


ただし、極端に高い放射線を浴びた場合、総ての細胞がダメージを受けますので
短時間で死にいたります。


このDNAの分裂が多いところが体の中で言うと骨髄であり、ここで白血球が作られ
るので一番障害を受けやすいことから、白血病になるというのがこの理由です。


また、胎児は新しい生命を成長させるために絶えず細胞分裂が起こっていますので
一番影響をうけやすいのです。つまり、細胞分裂の活動が活発な状態であれば
あるほどDNAが影響を受けやすいことになります。
そして、細胞分裂は胎児、小児、学童児と年齢が上がるほど少なくなるので放射線
被爆の影響が減っていき、大人であれば影響はかなり少なくなります。


ただし、たとえ、大人であっても被爆量が多くなると細胞へのダメージは大きくなり、
多くの障害が現れます



続いて、ヨード製剤が放射線被爆の予防になるということですが、のどのあたりある
甲状腺はヨードを大量に含む甲状腺ホルモンの塊のようなものです。

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